1月14日【日本経済新聞】31面掲載(2/6更新)

本日、1月14日日本経済新聞31面に、弊社頸城建工の新しい取組みを取り上げていただきました!

[住宅リフォームの頸城建工]

「家具・雑貨販売に参入」

県内住宅リフォーム大手の頸城(くびき)建工(上越市、福田孝則社長)は今春をめどに家具・生活雑貨販売に参入する。第一弾として実験店を新潟市内に開業する。リフォームになじみのない人にも、家具などの提案を通じてリフォームの受注につなげるほか、リフォーム顧客にも製品を売り込む。同店舗が好調ならば、今後の多店舗展開も視野に入れる。

まず新潟市内に実験店

本業と相乗効果狙う

新潟市郊外に家具や洗面場などで使う生活雑貨を販売する店舗を開業する。店舗名は未定。店舗設計に高級ホテル「ザ・ペニンシュラ東京」などを手がけた著名デザイナーの橋本夕紀夫氏を起用し、延べ床面積約650平方メートルの二階建ての自社所有の空きビルを1億5000万円かけて改装する。

展示するのはいすやテーブル、ベッドなどの家具のほか、照明器具やアロマオイルなど、従来のリフォームの店舗でコーディネートに使ってきた製品で、合計数百品目になる。

家具は日本の職人が作った木製家具など国産品が中心となる見込み。中心価格帯は5万~10万円程度を想定している。「高品質な製品を通じて、豊かな生活を楽しみたい層に訴えていきたい」(福田社長)としている。これらの展示を見ることで、リフォーム需要に結びつくとみている。

店舗内には顧客を招いてイベントや夕食会などを開催できる、ダイニング用の展示空間を設置する。定期的にイベントを催し、客同士の交流と通じたファン作りも目指す。リフォームを受注した顧客らに招待状を出す。

頸城建工は「住まいのリオフォーム専門店アクト」の名前でリフォームのショールームなどを県内の6店舗に開いており、年間の受注件数は約3000件。2015年3月期の売上高は24億円を見込む。住宅事業はリフォームが中心で、新築は手がけていない。生活スタイルの提案を通じてさらに売り上げを増やす狙いだ。

矢野経済研究所(東京・中野)によると、14年の住宅リフォーム市場規模は約6兆8000億円。国は10年の新成長戦略でリフォーム市場を20年までに足元の約2倍の12兆円に拡大する方針を打ち出している。新潟県は全国と比べて一戸建てや古い住宅の比率が高く、潜在市場は大きいとみられる。

(2015年1月14日(水)日本経済新聞31面掲載より引用)

完成イメージ図